正解だらけの時代には、中也という迷いを

ピナコテカ

私が中原中也を推す理由、その答えは、

「正解だらけの時代には、中也という迷いを」です。

その点について「音詩之道」というイベントを通じて詳しく解説したものをピナコテカのWebsiteに掲載いたしましたので詳しくはそちらをご覧頂くとして、本記事ではその要点を記したいと思います。

「著作権が切れた中原中也」の詩を歌詞としてオリジナル曲を作るという単純な動機から2024年に始まった「中原中也を演ずるピナコテカ」。

詩を読み込んで曲を作るということを繰り返していくうちに、中原中也にどんどん惹かれていきました。最初の頃は、

「名家の財産を食いつぶした世間知らずの中二病詩人」

などと揶揄したりもしましたが、後世の中原中也研究家が残した中原中也の生き様と残された作品群を知れば知るほど彼が残した「言葉」が百年後の現代に生きる私の心に不思議な安心感をもたらしてくれたのです。

その理由をずっーと考えていたのですが、2025年に入ってその輪郭が見えてきました。そして今年になってやっと言語化できました。

今年(2026)の3月に開催した第三回音詩之道の副題には

「正解だらけの時代には、中也という迷いを」と付けました。

それ以降、きちんとした文章を作れずに時が過ぎていきましたが、今週、3日間何も予定がない日が続いて、やっと起承転結がある文章をまとめることができました。

第二の産業革命とも言えるAIの時代が昨年あたりから一気に幕を開けたわけですが、AIとロボットが主役のこれからの新しい時代に「人間の生存理由」のヒントを100年の時を超えて中也の生き様と言葉が伝えてくれている、ということをお伝えしたかった。

現在の音詩之道では、そういう思いをベースにして、いろいろな表現者の方々といろいろな表現方法を通じて中原中也をご紹介していきたいと思っています。

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